本調査は、商工会議所のネットワークのもと、地域や中小企業が 「肌で感じる足元の景気感」を全国ベースで毎月調査するとともに、月毎にテーマを設定して調査(例:設備投資や採用・ 賃金の動向等)を実施・公表することにより、企業を取り巻く経営環境や直面する課題等の現状を示すデータとして、 経済対策に関する政策提言・要望活動などに活用することを目的としています。
(調査対象:338商工会議所の協力により、約2,700企業を対象に調査を実施)
【出典元参照:日本商工会議所LOBO調査HPhttps://cci-lobo.jcci.or.jp/】
最新の調査結果
付帯調査テーマ:新卒採用(2025年4月入社)の動向、2025年の業況見通し、年度末に向けた資金繰りの状況
業況DIは、感染症拡大と燃油コスト増で3か月ぶり悪化。先行きは、世界情勢への不安と消費停滞で慎重な見方
・全産業合計の業況DIは、▲15.4(前月比▲1.0ポイント)
・サービス業は、感染症の拡大により、飲食・宿泊業で伸び悩みが見られ、悪化した。
・小売業は、初売り需要等により百貨店では好調な一方、消費者の節約志向が根強く、ほぼ横ばいにと どまった。
・製造業・卸売業は、気温低下から冬物飲食料品や繊維製品の需要が増加したものの、機械器具関係が振るわず、停滞した。
・建設業は民間工事・公共工事ともに伸び悩みが見られ、足踏み状態となった。
・コスト増が続く中、円安基調、政府の燃料油価格激変緩和補助金の縮小等、さらなる負担増加が続いている。
・度重なるコスト増に見合う価格転嫁が追い付かない中、深刻な人手不足も続いており、中小企業の業況は、3か月ぶりに悪化となった。
過去の調査結果(直近2ヶ月分)
業況DIは、年末需要の下支えにより、改善。先行きは、さらなるコスト増の懸念から厳しい見方
付帯調査テーマ:2025年度の賃金(正社員)の意向
業況DIは、個人消費の伸び悩み続き、横ばい圏内。先行きは、年末年始商戦への期待から上向き基調
付帯調査テーマ:設備投資の動向、デジタル化の状況、サイバーセキュリティ対策の取組