本調査は、商工会議所のネットワークのもと、地域や中小企業が 「肌で感じる足元の景気感」を全国ベースで毎月調査するとともに、月毎にテーマを設定して調査(例:設備投資や採用・ 賃金の動向等)を実施・公表することにより、企業を取り巻く経営環境や直面する課題等の現状を示すデータとして、 経済対策に関する政策提言・要望活動などに活用することを目的としています。
(調査対象:338商工会議所の協力により、約2,700企業を対象に調査を実施)
【出典元参照:日本商工会議所LOBO調査HPhttps://cci-lobo.jcci.or.jp/】
最新の調査結果
付帯調査テーマ:「年収の壁」による影響
業況DIは、コスト増が続く中、天候不順で全業種悪化。先行きは、改善示すも不変的な見方多く、力強さ欠く
・全産業合計の業況DIは、▲20.5(前月比▲5.1ポイント)。
・小売業・サービス業は、年始需要が一服する中、急激な気温低下による客足減少と電気代等のコスト増で悪化した。
・卸売業は、飲食料品や日用品の引き合い減少で悪化した。
・製造業では、機械器具関係全般が力強さを欠き、建設業は、公共工事が一服する中、一部で降雪による工事停滞の影響が見られ、悪化した(全業種で業況DIが1.0ポイント以上悪化したのは、2024年6月以来8か月ぶり)。
・長引く物価高に伴う消費マインドの低迷、円安基調や燃油価格の上昇に伴うコスト負担増、深刻な人手不足など長期的課題の山積が続いている。
・様々なコスト増が続く中、2度に渡る大寒波の影響もあり、中小企業の業況は2か月連続で悪化を示した。
過去の調査結果(直近2ヶ月分)
業況DIは、感染症拡大と燃油コスト増で3か月ぶり悪化。先行きは、世界情勢への不安と消費停滞で慎重な見方
付帯調査テーマ:新卒採用(2025年4月入社)の動向、2025年の業況見通し、年度末に向けた資金繰りの状況
業況DIは、年末需要の下支えにより、改善。先行きは、さらなるコスト増の懸念から厳しい見方
付帯調査テーマ:2025年度の賃金(正社員)の意向