本調査は、商工会議所のネットワークのもと、地域や中小企業が 「肌で感じる足元の景気感」を全国ベースで毎月調査するとともに、月毎にテーマを設定して調査(例:設備投資や採用・ 賃金の動向等)を実施・公表することにより、企業を取り巻く経営環境や直面する課題等の現状を示すデータとして、 経済対策に関する政策提言・要望活動などに活用することを目的としています。
(調査対象:338商工会議所の協力により、約2,700企業を対象に調査を実施)
【出典元参照:日本商工会議所LOBO調査HPhttps://cci-lobo.jcci.or.jp/】
最新の調査結果
付帯調査テーマ:2025年度の賃金(正社員)の意向
業況DIは、年末需要の下支えにより、改善。先行きは、さらなるコスト増の懸念から厳しい見方
・全産業合計の業況DIは、▲14.4(前月比+1.9ポイント)
・サービス業は、忘年会需要の恩恵を受ける飲食店や、インバウンド・国内観光需要が堅調な宿泊業を中心に改善した。
・小売業は、消費動向の二極化が継続する中、年末需要が旺盛な百貨店が全体をけん引し改善した。
・卸売業は農畜産水産物関係や機械器具関係の引き合い増加で改善し、建設業も公共工事の下支えで改善した。
・製造業は、自動車関係の伸び悩み等で力強さを欠き、悪化となった。
・円安基調が続く中、原材料価格や電気代の高騰などによるコスト増が続いている。
・深刻な人手不足や労務費を含めた価格転嫁の遅れ等も足かせとなっている。
・根強い経営課題は山積しているものの、年末需要の下支えを受け、中小企業の業況は、改善となった。
過去の調査結果(直近2ヶ月分)
業況DIは、個人消費の伸び悩み続き、横ばい圏内。先行きは、年末年始商戦への期待から上向き基調
付帯調査テーマ:設備投資の動向、デジタル化の状況、サイバーセキュリティ対策の取組
業況DIは、物価高による消費低迷が続き、再び悪化。先行きは、長引く経営課題多く、力強さを欠く
付帯調査テーマ:2024年度の賃金(正社員)の動向